昨日の私はたくさん泣いた
病室からトイレまでの廊下
トイレの便座の上
お会計を待つ待合イス
病院の出口から駐車場までの道
車の中
スーパーの駐車場
自宅のベランダ
夫の腕の中
ずっと泣き続けていたわけではなく、あいだ間に涙がふと途切れて、また溢れてくる
結果、何度も何度も泣いた
つけたてのマツエクがポロポロ取れて、目も腫れて、今朝の私の顔はひどかった
泣いたりボーッとしたりしながら半日を過ごして、ふと思った
検査の結果シェーグレン症候群が陽性だったわけだが、何も今まさにこの瞬間にシェーグレン症候群になったわけじゃなくて、私の体はずっと前からきっとシェーグレン症候群だったのだ
その事実は変わらないのに、たまたま今日医師に告げられれただけのことであって、急に体調が悪くなるわけでは無い
…
?
何がこんなに悲しいのだろう。
私より若い夫がなんだか不憫に思う
妻に先立たれひとりで暮らす父親に、何とも申し訳ないような気持ちになる
この先起こるであろう身体の変化に恐怖を感じたからか
そもそも明日の私の身体の事など分かりもしないのに